まず始めに、自分の使いたい針は、
研ぎ易くて、焼きがキツ目に入っていて、鮎の掛け針並みの鋭さがある針です。
では、市販品ではどれなのよ?という事になりますが実は理想の針ってあんまりなかったりします。
何故かというと、針先チェックで良く紹介されている「爪に針先を立てて引っかかるかどうか?」
のテストをしてみると、面白いぐらい滑りまくるからです。
ちなみに自分のやってるチェックは
針先を爪に立てる時、針には一切、力を加えずに爪に置き、針のアイの部分を持って横に引っ張ってみて(この時、下方向には引っ張らない、当たり前ですが)その場から針先が動かない事が合格とする方法です。
そうなってくるとメーカーに「まともな針だせや、ゴラァ!」と電凸するか自分でせっせと研ぐかになってくるのですが電凸なんぞしてる暇があったら釣りしたいので研ぐ事となります。
では具体的にどう研いでいるのかというと
道具は
100均のダイヤモンドシャープナー(税込み210円、安い!)
*完全に針先が折れてたり、ブッ潰れている時は
目立てヤスリを使って針先を作ってからシャープナーで仕上げとかします。
(そんな針は捨てた方がマシですが)
研ぎ方は
針先に向かって四角錐を作る様に研ぎます。
*針先に向かって研ぐとバリが返って良くないと書いてる本もありますが
自分的には何百本も研いでみて、返る事もあるけど絶対返るわけでもないので
特に変える必要性は感じてません。
Before
After
とこんな感じになります。
因みにこの針は中古ルアーに付いてた良く分からんメーカの針で見て判るとおり
針先がブッ潰れてたので目立てヤスリ→シャープナーで研磨してます。
そして、研いでみると分かるかと思いますが最初の内はサッパリ針先が尖らないとおもいます。
では、コツとか何かあるのかというと「ないです」(笑)
強いて言うなら、力はあまり入れない、入れなきゃ削れないならヤスリが腐ってるので
捨てて新しい切れの良いヤスリをつかいませう。
それと新品で刺さらない奴はシャープナーで撫でる位の力加減で
サッと研ぐとアッサリ復活したりします。
まぁ何本も研いでみて手で研ぎ方を覚えてください。
目安としては50本くらいトレブル研ぎ倒せば、何とかなるんじゃないかなと思います。
自分の通ってた学校の先生は(機械加工のですが)
「キリをまともに研げる様になりたかったら、徳用の10本入り買ってきて、無くなるまで研げ」と
おっしゃっていたので、それに比べればマシじゃないかな?(笑)
上手く研げると爪に置いた時に吸い付く感じがして、笑える位、刺さるので直ぐ分かるかと思います。
では何故こんなに針先に拘るかと言うと
1:見えバス等のサイトフィッシングしてると糞針でバイトがあった時、プラグが完全に口の中に
消えてるにもかかわらず合わせる前に吐き出されることがある。
(手元にはショートバイトと呼ばれる「コツ」という感触があるか、全く何も感じない)
2:針先を硬い板等に少し刺して、アイを引っ張るとST-56などでもアッサリ伸びる。
(やるとわかりますが吃驚する位、弱い力で伸びます)
と刺さらない針は百害あって一利なしと思うからです。
刺さり過ぎると喰ってきた時に変な所に引っ掛かって良くないからチョット鈍らせた方が
良いと言われた事もありますが自分的には
「スレでもなんでも良いから、触ったらブッ刺され!」と思うので何時もバッキバキに研いでます。
なので釣り行く前日は使う予定のルアーは全部針先チェックして研ぎ直してたりします。
針研ぐだけで2時間とか、睡眠時間削ってまでやる事かよとか思ったりもしますが
1日やって1バイトとか青物はザラ、その時しょーもない針でミスフックとかしたら
死にたくなるので辞められないです(笑)
では最後に
じゃあ、どんな針をオメーは使ってんのよ。というと
青物・ヒラスズキのプラグにはオーナーのSTX-58
吊るしでは結構、鈍ら率高いですがST-56、66よりは大分マシになってます。
あと、焼きもST-56、66より固めなのか研いでも研いでも針先がたたねぇとならないので楽。
ロングポイントになって研ぎ代も増えて何回も研げるのでお得。
値段もそこそこ安いし、対腐食性もST-56、66より上がってるっぽいです。
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針と研ぎ方の事
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